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2007年6月19日 (火)

若き五木寛之

昨日行った古本屋に、五木寛之の全集が一冊二百円で売っていたので、一巻の初期作品集を買った。
『さらばモスクワ愚連隊』『蒼ざめた馬を見よ』『ダラシネの旗』などが収録されている。
実は俺は『ダラシネの旗』が読みたくて仕方がなかったのだ。絶版だったので、なかなか得る機会がなかったが、これでやっと読める。
この小説に固執するわけは、これがパリ五月革命を描いたものだからだ。
パリ五月革命、それは非常に興味をそそられる事件で、優れてセンスのある落書きやポスターは魅力があるし、サルトルが擁護したのも気になるし、それにミック・ジャガーがパレードに参加していたりするのだから、実に面白い。
この革命の落書き集である『壁は語る』は古書で手に入れたし、あと頼りになる文献は、五木寛之のこの小説ぐらいだったのだ。
60年代の五木寛之は、熱い。めちゃくちゃカッコつけているのだが、実際めちゃくちゃカッコいいのだから仕方がない。それに時代のタイム感がありありとしていて、時代精神を受け取るには丁度良い媒体だ。
未読の人は是非とも読むといい、きっと、自分の中にくすぶっているものに、火をつけてくれるはずだ。ハートに火をつけよう。

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